知多市 環境学習講座

知多市 環境学習講座

2025 1月 18日 (土)

愛知県 知多市環境学習講座でした!
知多市での講座はもう6年開催をしておりますが

今回は ぜひ一度は開催したい!!と思っていた
「知多市歴史民族博物館」
を会場として
開催することができました!!

とにかく 私たちはここの博物館の大ファンなんです。
資料がとても丁寧に展示されているのです。

知多市はもともとは海の産業が盛んな地域でしたが
いまは 埋め立てられて工業地帯となっています。

今回の講座では 知多市の歴史を振り返りながら
海とどのように暮らしてきたのか
実際に使われていた道具を鑑賞し
漁師さんが作る 網の作り方に挑戦しました。

前回 博物館をおとづれた時に、

ボランティアガイドの方にお聞きしたお話を
きいちせんせいが参加者の皆さんに
以下のようにお伝えしていたのが印象的でした。



知多市では 塩作りや漁業や海苔の養殖が盛んに行われていたのですが
伊勢湾台風をきっかけとして、
日本の高度成長期とも重なり
漁場を埋め立てをして工業地帯になったそうです。

台風の後
のりの養殖場が 破壊され
災害復興ができなくなり
漁場を工場にすることで
働き口が保証されると。。。

ボランティアガイドの方のお父様が生前に語られていたとのことでした。


今では 知多市で漁師を生業にしている方は 
いなくなったと、学芸員さんからもおはなし をお伺いしました。

今回の博物館見学のテーマの一つが
「道具の素材をみる」と言うことでした。

どんな材料で道具が作られているか?
きいち先生が子どもたちに尋ねました。

博物館に飾られている 昔の道具たちは
その土地にあるもので作られていて、
作ることも直すことも
地域で賄えた時代から

私たちが学ことがあるのではないだろうか?と
子どもたちと話をしました。

手を動かし、
自分たちの暮らしを作る

私たちが忘れてはいけないことであり

守りたいものであり

そして、受け継ぎ 次世代に残したいことでもあります。

地球と共存して子どもたちがこれからも生きていくために
私たちが目指すものは何なのか?

伝えていくことがこれからもできればと思いました。

知多市民俗博物館 ぜひ!ご覧いただきたいです。