12月に入り、半ばを過ぎると、今年最後の授業が増えてきます。
現在 20クラスあるうち、12クラスが今年最後の授業を終えました。そして残す授業もあと3日!そして子どもたちが待ちに待ったクリスマス!ですねえ〜
一人一人の顔を思い出しながらこの一年の皆の成長を振り返って、しみじみ~と 感慨深くなる師走です。師走は先生や僧侶さえも忙しくなる季節とは言いますが、もしかしたら、リアルに忙しいというだけではなく、一年 目をかけ 手をかけてきた 大事な師弟や、生徒たちのことを思い、心が騒がしくなるのではないだろうかと、、、昔この仕事を始める 時に、「先生と呼ばれるものは 名前も覚えてもらえない人と思いなさい。目の前にいる生徒のために 先ず 生きているものとして手本になりなさい。私欲を捨てなさい。生徒に仕えること それを仕事と呼びなさい」と師匠に言われたことをふっと思いだす季節です。
「本物を見極める力を育てる」
本題です。「本物を見極める力」ってどんなことでしょう? とにかく今は情報が多くて、何が正しいのだろう?と追いかけているだけで疲れてしまうことありませんか?情報は知識であり、また刺激であります。が、情報はどれも本当は実際に体験したことでは「ない」ものですよね。
それは 「誰か」のものであり、「自分」が実際に体験したものではないのですよね。そこを、ちゃんとしっかりと、自分の中で軸として持っていないとぐるぐると振り回されてしまいかねません。
なんでも見栄えが良くて、手軽で、気軽なものがもてはやされています。そして、それに乗っかっていないと不安になったりする人も多いと聞きます。ともすると、子どもでさえそのようなことを良しとしてしまう傾向があるかもしれません。長年多くの子どもたちをみていて、20歳過ぎて、自分の足でしっかりと人生を歩んでいく子どもは小さいころから周りに流されず、頑固とも言えるぐらいに自分を守っている子が多いです。
そう聞くと、とても素晴らしい お子さんのように聞こえるかもしれませんが、現実はそういうお子さんは、とにかく「こだわりが強い」「行動力が落ち着きのなさに見える」「自己主張が激しい」もしくは「寡黙」そのため小さい頃は、周りから「育てにくい」なんて言われてしまっていた子が多いのも事実なんです。
でもそんなこどもたちの才能や個性を絵や作品から見抜き、大切に育てていくことで小学4年生ごろからメキメキと頭角を表し、そして中学を卒業する頃からしっかりと自立していく。そんなお子さんをたくさんみてきて、本当に子どもたちにとって大切な環境は何か?と、見えてきた。今そんな気がしているのです。
「子どもたちから教えてもらったこと」それをこのブログなどでお伝えできたらと思っています。一人一人のお子さんたちが、しっかりと地に足ついて 「自分らしく生きられる道」を守ってあげるお手伝いができたらと思っています。
~本物を見極める力を育てるには ②に続きます~
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