〜6月の子育て〜ぐずぐずの原因〜

季節の子育て~6月編~

 夏至が近づく6月。一年で最も日が長い季節の到来です。早いものでいやはやなんと、、もう今年も半年が過ぎようとしています。

日本は4月が新学期なので 子どもたちはそろそろ 新しい学年の顔つきが板についてくる頃です。

特に、小学一年生、中学一年生 高校一年生は、ランドセル姿や 制服姿がしっくり馴染み始めます。

 そして そして この季節 習い事など子どもたちの「行き渋り」が増える頃です。せっかく始めた習い事、あんなに最初は,はりきっていたのに、6月ごろになると「行きたくない」なんて言い始めてしまったり、長年通っている お稽古事にも ぐずぐずと、「休みたい」「行きたくない」ついに「やめたい」と、口にしたりします。(お稽古事 親が動揺するパワーワード!!)そのクセに、、行ってしまえばなんてことなく帰り道では「楽しかった!」なんて話に、拍子抜け、そんなことありませんか?

 実はこれ 毎年この時期の子どもたちの恒例行事! なんです。今日はそんなお話しを。

 親だってただでさえ忙しい毎日、そんな中でお稽古ごとに、ぐずぐずと言い始められたら この子にはこのお稽古事は向いてないんじゃないかしら、そんなに嫌なら「もうじゃあ やめなさい!」と言いたくなりますよね。でも お稽古事、習い事は やはり身に付けてこそ。石の上にも3年。習得するまではこの山を是非とも乗り越えてもらいたい季節です。

がんばりすぎ症候群 

 この季節の「行きたくない。やめたい」は お稽古事そのものが嫌というより他に理由があるのです。理由は 「頑張りすぎ症候群」

背伸びして うんと頑張って もう一年生なんだから、もう お兄ちゃんになったんだから、お姉ちゃんになったからには頑張らなきゃ!!と 4月から 走り続けてきて、ここにきて 無理が出てきて 心と身体が これ以上は 全速力では頑張り続けられない!!となっているのです。

そんな季節。この時期 ちょっと、一呼吸を置いて、ゆっくりしましょっか

十分にみんな頑張っているはず!?

成長という階段を登り続ける子どもたち

子どもたちにとって 一年一年は 階段を登るようなもの

4月から新しい環境 新しいクラス 新しい学年 エンジン全開で新しいステップを 全速力で登るのに、6月に入ると流石に、息切れがしてくる時期なんです。ここは一つ 「ステップを上がった」ということでそれだけで はなまる!! 拍手!!としましょうか。

登ってきた道を ちょっと振り返り確認して、次のステップに向けて小休止する時期。(だからこの時期 中学生は テストがあるんですよね)

そう考えると小さい子どもたちなら納得の いやいや ぐずぐず期です。

この季節は 頭はがんばろうとしていても まだ 身体の方はまだまだ出来上がっていない頃。元気はあるんだけど、基礎体力はもう少し足りない。

だから 頑張りたい気持ちはあるのに身体がついていかなくて 「つかれた」「やりたくない」そして「やめたい」になるのです。幼稚園 学校に行ってきただけでも疲れているのに、まだ、こっからお稽古事だなんて!! こんなに頑張ったのに また、頑張らなきゃいけない〜! だから ヤダヤダヤダになるわけです。

ちょっと頑張ったらできた!

でも、だからと言って 少し休めば すぐに回復するのもこの季節の特徴。 ちょっと頑張ってやればできるんです。踏ん張りどころの6月です。お母さんお父さんは 根比べ、ちょっと頑張ってもらいましょうか!

ちょっと頑張れば できた

今の時期 大事なのは この「ちょっと頑張ればできた!」という体験。

「いやだ、つらい やりたくない」だけど「やってみたら できた」

これを体験できるのがこの季節の特徴なんです。

何度も言いますが、、、この小さな 「嫌だったけど やれば できた」という体験が 大きくなった時に、 辛い体験にぶつかった時に、自分を励ます一歩に繋がります。

だから ここは もう、いやだって言ったけど、お稽古事にいけただけでOK!そこを認めてあげてください。「だいから言ったでしょ」とか「最初からぐずぐず言わないの!」とか「そんなに嫌だったら やめさせるよ!」とは言わないで。

大きくなった時、高校受験だったり、部活の試合だったり、大舞台に立つ時だったり。あと少しの頑張りが欲しい時に、この季節の体験の小さな積み重ねが役に立ってきます。

大抵 玄関入口で 泣いたり 怒ったり 不貞腐れたりと 抵抗しながらも 教室の中に一歩入ればケロッと変わるというパターンのお子さんは、夏至すぎごろには治ります。

お母さんたちの「こんなに泣いて辛い思いをさせるなら やめさせたほうが良いんじゃあないだろうか」と思う気持ちわかります。そんな時はお稽古ごとの教室の先生たちに聞いてください。ケロッと変わるなら 心配ありません。他にも理由があるならば プロの先生たちなら 真剣に相談にのってくれるはずです。

親でもない 学校の先生でもない 第三者の大人の目は 成長にとても大事です。

夏に向けて ゆっくり のんびり

お母さん お父さん 今の時期の 「イヤイヤ」は 「そうなんだね」と(軽く)受け止めて 受け入れてくれる 幼稚園や 学校 習い事の場所など 信用できる大人に是非ともお預けください。

夏すぎにはきっと 立派に 驚くほどの成長を見せてくれますよ!! さなぎの蝶はあと少しで 飛び立ちますよ〜〜!!

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季節の食養生 

お稽古事に行く前の おやつは この季節は まだ 冷たいものは控えたほうがよいです。チョコレートや アイスクリーム 氷入りのジュースなどは、 一気に身体が だるくなって力が入らなくなりぐずぐずが激しくなります。 夏バテしやすくなりますので、ここから 気をつけて行くことは とっても大事です!

白砂糖が多いお菓子は テンションは上がりますが、30分もしたらぐったりと力が入らなくなります。(めちゃめちゃ喋り出した後、ぐずぐず言い始める)小さいお子さんは特に おやつは 食事の一部と考えてあげて、お稽古に行く前のパワーフードに!

ぐずぐず泣くタイプ

少し塩気のあるものは身体がシャキッとします! 胡麻せんべいとか きゅうりのスティックや丸齧りなんか 子どもは意外と好きかも! 

地団駄踏んで怒るタイプ

顔を真っ赤にして地団駄踏んで 怒るこどもさんにはオレンジジュースや フルーツ ところてんなど 緩める力を入れてあげると 落ち着くかもしれません!

6月のおやつ

小魚 昆布 雑穀のお煎餅 ミニおにぎり ところてん みたらし団子 豆煎餅 フルーツ きゅうり りんごジュース 紫蘇ジュース 

スナック菓子や市販のお菓子はお手軽ですが、子どもたちのメンタルに大きな影響を与えているということを少し頭の片隅に!!

おやつを変えただけで たったそれだけのことで お稽古事に集中できる どっしりと落ち着いた子どもになるかもしれませんよ〜!お試しください〜!

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